AI Trust Systems

ATSS

AIで作ったシステムを、本番に出せる状態にする基準。

機能要件は「経営者 × AI」が量産できるようになりました。一方で、止まらない・漏れない・戻せるといった土台は、指示しない限り自動では備わりません。ATSSは、その土台を9つの領域・96のチェック項目で定義した当社独自の基準です。

AI Trust Security Standard

9つの領域

それぞれの領域が「何を守るのか」と、「放置した場合に何が起きるのか」をセットで定義しています。

  • 01

    セキュリティ

    不正アクセス・情報漏えいを防ぐ

    放置した場合: 顧客情報の流出、管理者アカウントの乗っ取り

    チェック項目の例

    • APIキー・DB接続情報をコード/リポジトリに含めない
    • ログイン・リセット・登録にレート制限(総当たり/アカウント列挙対策)
    • 管理画面(/admin 等)は認可で保護し一般ユーザー不可
  • 02

    可用性

    システムを止めない

    放置した場合: 障害・アクセス集中でサービスが停止する

    チェック項目の例

    • 定期バックアップを取得し、復元手順を実際にテスト済み
    • 重要コンポーネント(DB/アプリ)を冗長化
  • 03

    監視・復旧

    障害を早期発見し復旧する

    放置した場合: 停止に気づくのに数時間、売上と信用を失う

    チェック項目の例

    • サービス停止・重大エラーを自動検知しアラート通知(メール/Slack等)
    • 死活監視(ヘルスチェック)を常時実施
  • 04

    スケーラビリティ

    利用者増・アクセス集中に耐える

    放置した場合: キャンペーン開始直後に停止する

    チェック項目の例

    • 静的配信/CDN・キャッシュで負荷を分散
    • 本番相当環境で負荷試験を実施し、限界値を把握
  • 05

    性能

    素早く表示する

    放置した場合: 表示が遅い、画面が切り替わらない

    チェック項目の例

    • 画像/動画/静的アセットを最適化(圧縮・遅延読み込み・CDN)
    • DBに適切なインデックスを設定
  • 06

    保守性

    安全に変更し続ける

    放置した場合: 小さな追加で別の機能が壊れる

    チェック項目の例

    • 本番・検証・開発環境を分離
    • Claude Code等で顧客が安全に改修できるガイド/ガードレールを提供
  • 07

    継続的保守・改善

    変化に追随し使い続けられる

    放置した場合: OSや外部サービスの変更で突然使えなくなる

    チェック項目の例

    • 既知の重大脆弱性(CVE)を含むバージョンを使用しない
    • 外部サービス/APIの仕様変更・廃止(EOL)を監視
  • 08

    情報セキュリティ管理

    組織として守り続ける

    放置した場合: 権限が放置され退職者が本番に入れる、承認記録がなく監査で指摘される

    チェック項目の例

    • 本番環境への変更は申請・承認・記録を経て行い、誰がいつ承認したかを保全する
    • インシデント対応手順(検知・初動・報告・再発防止)を文書化し、連絡先と時間帯を定める
  • 09

    個人情報の保護

    預かった個人情報を守る

    放置した場合: 目的外利用・削除漏れ・漏えい時に報告できない

    チェック項目の例

    • 保有期間と削除手順を定義し、退会・契約終了時に確実に削除する
    • 漏えい時の報告フロー(個人情報保護委員会への報告・本人への通知)を定義

※ 各領域に挙げたのは、チェック項目の一例です。全96項目のチェックリストは、無料セキュリティ診断・商談の場でご提示します。

準拠レベルと判定

  • L1必須

    対象: すべてのシステム

    満たさなければ公開しない最低ライン。小規模サイトや社内ツールもここは越える。

  • L2標準

    対象: 顧客データ・決済・会員情報を扱う

    当社の標準提供ライン。会員サイトやECなど、外部の利用者がいるシステム。

  • L3高保証

    対象: 機微情報・大規模・ミッションクリティカル

    医療・福祉・金融など、要配慮個人情報や高い可用性が求められるシステム。

判定の運用

  • 各項目を「適合 / 要改善 / 不適合 / 非該当」の4段階で判定する
  • L1に1つでも不適合があれば、ローンチしない
  • レビューは開発者の自己チェックと、別担当による第三者レビューの2段構え

初期構築で行うこと

お客様が作った機能そのものには手を加えません。土台だけを整えます。

  • 9領域のチェック項目への準拠検証と、非準拠箇所の修正
  • 実装コードのレビューと最適化
  • データベースのチューニング・インデックス追加
  • 自動デプロイ(CI/CD)の設定
  • ステージング環境・本番環境の構築
  • 監視・バックアップの初期設定

運用の流れ

  1. 01

    変更を反映

    コードを更新すると自動でステージングへ反映されます。

  2. 02

    内容を確認

    確認と承認はチャット上で完結します。専門的なコマンド操作は不要です。

  3. 03

    本番へ切り替え

    承認後、停止時間を作らずに本番へ切り替えます。

  4. 04

    見守る

    異常や不正アクセスは即時に通知。稼働状況は週次でレポートします。

提供プラン

システムの性質とご事業の段階に応じて選べます。詳細と費用は、ご相談のうえご提案します。

  • システムビルド

    要件定義からリリースまでの開発支援

    従来型の受託開発を、AIの活用によってコストと期間を圧縮して提供します。ATSS準拠は標準で組み込みます。

  • プラットフォームビルド

    初期費用を抑え、売上連動で伴走

    市場価値の高いシステムを対象に、初期費用・開発費を抑えて立ち上げ、売上に連動したフィーで請け負うモデルです。

  • グロースパートナー

    外部CTOとして事業展開に同席

    自社開発システムを他社へ販売展開する場面で、外部CTOとして商談に同席し、包括的なアライアンスとして利益を分配します。

  • 保守サポート

    ATSS準拠を維持し続ける

    9領域への準拠検証と非準拠箇所の修正、自動デプロイ・ステージング環境の構築、監視とバックアップの運用までを継続して担います。

出典: ATSS v0.2(2026-08-19 / ISMS・プライバシーマーク対応版)

まずは現在地を確認

あなたのシステムの9つの「土台」は、どこまで準備できていますか?

専門的な知識は必要ありません。いくつかの質問に答えるだけで、一般公開・販売前に確認しておきたいポイントを整理できます。